【労働災害保険(労災保険)加入のメリット】

【労働災害保険(労災保険)加入のメリット】 イメージ

労災保険とは文字通り仕事上や通勤中に発生した事故等で生じたケガや障害、死亡等に対する保険であり、基本的に働く人は例外なく加入する保険です。
しかも保険料は会社側が全額負担しているので、非常にありがたい保険でもあります。

 

保障内容としては、次のようなものがあります。
・治療代を負担してくれる療養補償給付
・仕事を休む場合に給料の60%を保障してくれる休業補償給付
・傷病の程度が重く休業が長期間になった場合に年金形式で保障してくれる傷病補償年金
・一定の障害が残った場合の障害補償給付
・介護が必要となった場合の介護補償給付
・死亡してしまった場合の遺族補償給付や葬祭料

 

このように保障してくれる範囲が広いことに加えて、健康保険や厚生年金にはないメリットもあります。例えば療養補償給付には健康保険のような3割の自己負担がありません。全額補償してくれるわけです。
また障害補償給付や遺族補償給付には、不意の出費にも対応できるよう一定の要件に該当すれば前払いが受けられる制度があります。

 

その他にも会社が倒産し未払いの賃金がある場合に80%を立替えてくれる制度や、労災保険から受ける年金を担保にして融資を受けられる制度などもあります。

 

建設業界は比較的労働災害が多い業界といえますが、会社側から積極的に労災保険の活用を勧めてくれるケースばかりではありません。
なぜなら労災保険を受けるためには労働災害が発生したことを監督官庁に届出なければなりませんし、それによって次年度以降の保険料アップに繋がる可能性があるからです。
また災害の規模によっては大きく公表され会社イメージに悪影響を及ぼすことも考えられます。
そもそも事故を起こさないように気をつけることが重要ですが、万一事故が発生した時はそれが労災保険に該当するのかどうかの知識を持っておくことも必要となります。