下水道工事とは?

下水道工事とは? イメージ

下水道工事とは、土木工事の種類のひとつです。
山林から河川を通して流れ出た水は、浄水場を介して水道管に渡り、各家庭や工場に供給されます。

一方、消費者の生活を経て「汚水」となった水は、そのまま河川に流されるのでしょうか。
確かに、一昔前はそうでした。
現在は、「下水処理場」に渡り、浄水作業を経て河川に戻されます。
各家庭から、下水処理場へ向かう下水本管を繋ぐものが「下水道」であり、下水道を設置する工事が「下水道工事」です。

1.日本の下水道工事は世界屈指

日本の下水道工事は世界屈指といわれています。
下水に対して、浄水場から各家庭への水道管を「上水」といいますが、この上水において日本は世界でもトップ3に入る品質の良さ、ともいわれています。

2.新築工事への下水道工事

新築工事へ下水道を設置する方法についてお伝えします。

建物のない場所に建築工事を行う場合、建築会社や不動産会社(土地所有者自身が行う場合もある)は「下水埋設(まいせつ)図」を最寄りの行政機関(市役所や役場など)に行って請求します。
下水埋設図とは、建築を予定している土地に下水管が入っているか、入っているならどの位置まで入っているかを明記した図です。
自治体によって無料の場合も、数十円の発行手数料がかかる場合もあります。

建替えの場合も同様です。
建物の「建替」をする場合、重機で建物を解体します。
この解体では地表下に埋まっている下水道管に手のつくことはありません。
建替の建物を設計するにあたっては、下水道の位置を確認し、繋がるように新しい建物を建設するか、既存の下水道管(埋設管)と重複しないように、新しい下水道管を設置する方法が採用されます。
(既存の下水道管を撤去した方がいい場合は、別途撤去工事を行う場合もあります)

3.下水道工事を輸出する?

最近の新聞に、
「日本の水道技術が諸外国で評価されている。特に東京都市部に張り巡らされた水道の利便さは比類なく、諸外国から視察団が後を絶たない」
という記事がありました。

この視察は先述した「上水道」だけを見るものではありません。
一度設置した上水道をどのようにメンテナンスをし、耐久年数を伸ばしていくのか。
そして生活用水処理の「双璧」ともいえる、下水道施設についての視察も行われているようです。
下水道の技術不足は、都市中心部に異臭をもたらすなど「都市満足度」に直接的な悪影響があるため、迅速かつ不十分な点がないよう対応が必要です。
日本はその観点からみても、世界屈指の技術を有しているといえるでしょう。
最近はこの技術力を、パッケージにして世界に販売する売り込みが行われています。
一説によると、「安心して水道水を飲める国」は世界でも10数国をわずかに超える程しかないと言われます。
それは同時に、世界的視点ではミネラルウォーターが必要とされる地域が大多数であることを物語ります。
東京は自動販売機で売っているミネラルウォーターよりも、水道管を通ってきた水道水の方が多くの検査綱目で管理されているという話もあります。
まさに、基本料金だけで水が飲める「安全で安価な水」を享受することができるのですね。

4.まとめ

下水道工事について、日本の誇るべき水道水事情を合わせてお伝えしました。
繰り返しになりますが、上水道の高評価は下水道の技術の高い設備、かつメンテナンス力が前提となっています。
ぜひ、世界に誇るべき技術をもっと勉強し、水道水を飲むようにしたいですね。