土木施工管理技士の仕事とは?

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今回は、土木工事における技術者について書いて行こうと思います。
土木工事の管理を担当するのに必要な資格「土木施工管理技士」の詳細を確認して行きましょう。

 
 
1.土木工事とは?
 

土木工事で代表的なものは、トンネル工事や河川整備工事、道路工事等です。
印象としては建築工事と比較して大規模工事が多く、危険性の高い印象を受ける方も少なくないのではないでしょうか。
また、公共工事(国や地方自治体から受注を受け取掛る工事)が多いことも土木工事の大きな特徴です。

よく「トンネル崩落」や「堤防の氾濫」などの事故が起こるとニュースで大きく報じられます。
それだけ、事故を起こしてはいけない、安全について相当な基準を満たす技術が要求されるのが土木工事なのです。

 
 
2.土木施工管理技士とは?
 

土木施工管理技士とは、国土交通省管轄の国家資格で1級と2級に分かれています。
主任技術者や管理技術者の認定を受けるうえで必須の資格となっています。
管理技術者としての施工計画の作成や、現場における工程管理、安全管理、工程で必要な技術管理を担う資格で、まさに「土木工事の司令塔」といえるでしょう。

 
 
3.受験資格と受験科目
 

2級は受験資格として、大学の指定学科を卒業後に1年以上の実務経験が必要です。
指定学科以外の学科卒業者や、高校や専門学校の卒業者は、さらに長期の実務経験期間が必要となっています。
1級は2級に合格して更に5年間の実務経験を積むか、大学の指定学科を卒業後3年間の実務経験が必要とされています。
また2級と同じく、高校や専門学校の卒業者は実務経験期間の上乗せが必要となります。

受験科目についてですが、試験は学科と実地があります。
1級は学科において土木工学、施工管理法、法規の3種類があり、実地で施工管理があります。
2級は学科において施工管理法と鋼構造物施工管理法、薬液注入施工管理法からの科目選択、実地において施工管理が問われます。
 
土木施工管理技士の最終合格率(学科試験合格率×実技試験合格率)は20%前後で推移しています。
実際に合格している人を見ても、合格まで複数回挑戦したという方も珍しくありません。

 
 
4.土木工事の需要が高まっている
 

平成23年(2011年)に東日本大震災が発生し、東北地方を中心に甚大な被害が発生しました。
特に津波の被害を受けた街では、道路の引き直しや高台の住宅地造成などで、土木工事の需要が急激に高まっています。
実は平成23年意向の土木施工管理技士の合格者割合が増加しており、こうした社会情勢も関係していると考えられます。
 
また、2020年東京オリンピックの開催が決まり、東京を中心に高速道路の再整備や湾岸工事の需要も高まっています。
今後数年間は、土木施工管理技士の需要が右肩上がりで高まるといえるでしょう。
 
 
土木工事において注目したいのは「日本の技術」です。
日本の土木工事技術の高さは、世界的に見ても高品質なものとされています。
これを受け、日本企業が海外で行う工事や、海外土木企業の「指南役」となって、司令塔の役割を担うことも期待されています。
合わせて土木施行管理技士の存在感も高い状態で維持をされるでしょう。
日本語の難しさこそあれど、資格自体は日本国籍を条件としているものではないため、資格に挑戦し、活躍する留学生も今後増えていくと思われます。