木造建築工事とは?

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1.木造建築工事とは
 

木造建築工事とは、建築物全体を木造で作る工事の種類を言います。
特に柱や梁(はり:柱を繋げる横水平の部分)を木材で構成する建築物が「木造」です。
一見、木造のように見えても、この柱や梁の部分が鉄骨で作られているものは、鉄骨造に該当する場合が多いでしょう。
木造の原材料となる木材は主に「松」や「杉」などが一般的です。
 
 

2.木造建築工事の特徴
 

木造は鉄骨造やRC造と比較して、どのような特徴があるのでしょうか。
木造の性質上、鉄骨や鉄筋コンクリートに比べ耐震性や耐久性の面ではかないません。
しかし、木造も次々と新しい工法が考案され、一昔前の「木造は強度に心もとない」という評価は覆されつつあります。
また、木材の醸し出す「暖かさ」を重要視して、敢えて木材で自宅や別荘を建てる方も多いです。
独特の「木の香り」はリラックス効果もあるとされ、落ち着くことができますね。
さて、この木造建築工事は更に、工法別にいくつか細分化することができます。
 

(1) 在来工法(木造軸組構法)

日本で古くから伝承されてきた伝統工法を簡略化、発展させてきた工法です。
長く引き継がれてきた工法のため対応できる木材の種類が豊富、修繕が容易という長所があります。
また、様々な建築会社が工法を熟知しており、リフォームやリノベーション工事をしやすいという特徴があります。
一方、在来工法のデメリットも指摘されています。
出来栄えが職人の技術に左右されたり、ほかの工法に比べ工事期間が長く必要となる点には注意したいものです。
 

(2) ツーバイフォー工法(2×4工法)

伝統工法に対し、比較的新しく注目されてきたのがツーバイフォー工法です。
カッコ内の(2×4)も同様に「ツーバイフォー」と読みます。
この工法は、柱と梁を中心に建物を組み立てていく伝統工法に対し、「面を重視して」組み立てる工法と言われています。
そのため、伝統工法よりも耐震性に優れていると評価されています。短い工事期間で完成することも特徴です。
ツーバイフォーのもう一つ大きな特徴として、「防火性と断熱性」に優れているということがあります。
特に寒冷地帯では、屋外の冷たい空気を屋内に入れない断熱性は生活の質を大きく左右します。
北国に多く見られる大きな壁面の木造住宅は、このツーバイフォーの実績と言えるでしょう。
 
 

3.既存木造住宅を活用する場合の注意点
 

木造工法は、近年の耐震性の要求などを受け急激に技術が発展しています。
新築を購入する場合は心配ありませんが、「リノベーション」目的で購入する時は注意が必要です。

リノベーションを前提として木造住宅を購入する際は、「住宅診断(ホームインスペクション)」の活用をお勧めします。
専門業者として認定されているホームインスペクター(建物診断士)に依頼すると、プロによる診断から欠陥部位を指摘してもえます。
費用は5万円前後が相場となっていますので、安心料として検討してみてはいかがでしょうか。