超高層建築工事とは?

超高層建築工事とは? イメージ

新宿や渋谷などには40~50階を超え、高層建築物という言葉には収まらない『超高層建築物』が並んでいます。
これらの建造物工事には、一体どのような特徴があるのでしょうか。

 
 
1.超高層建築物のシンボルといえば
 

超高層建築物のシンボルといえば、工事中の最上部に君臨する「クレーン」です。
このクレーン、工事現場を眺めていると「どうやって最上部まで持っていくのだろう」「役割が終わったらどうやって片付けるのだろう」という疑問が沸いてきます。

 
(1)クレーンの設置方法
 

現在、クレーンの設置方法には2種類あります。
◯自ら建てた建物の壁をよじ登っていく方式
◯建物の一部に「クレーン用のスペース」を確保し、階数を積み上げていく方式

前者は尺取虫のように縮んでは伸びて、建物の壁をよじ登っていきます。
現実感がありませんが、なんと現在の超高層ビルはこの方法が主流となっているのです。

 
(2)クレーンの解体方法
 

設置方法以上に気になるのが、「クレーンの解体方法」です。
クレーンの解体方法は、活躍していたクレーンより一回り小さいクレーンを最上部に入れ、部材を降ろしていきます。
解体用クレーンは徐々に小さいクレーンへと何回か段階を踏んで解体を進めていきます。
最終的には、建物に設置したエレベータや、人の手で降ろしていきます。

 
 
2.日本での超高層建築工事1位は?
 

ところで、日本で最も高い建物をご存知でしょうか?
東京スカイツリーの634mが有名ですが、スカイツリーは「電波塔」のため、建物に含めるかどうかは見解が分かれるところです。
純粋な(?)建物で順位付けをすると、1位は2014年にオープンした大阪市の「あべのハルカス」となります。

あべのハルカスは地上300m、60階建てです。総工費は1,300億円。
日本1位になったときは、大きくニュースでも取り上げられました。
それまでの1位(現在2位)は横浜市の「横浜ランドマークタワー(地上296m、70階)」、続いて関西国際空港の対岸にそびえる「りんくうゲートタワービル(地上256m、56階)」と続きます。
東京で1番高い建物は、こちらも2014年に完成したばかりの「虎ノ門ヒルズ(地上255m、52階建て※公称は247m)」です。

 
 
3.まもなく1位更新?
 

「高いビルが集まっている」という印象の強い東京都内が5位の虎ノ門ヒルズまでない、というのが意外だったかもしれません。
しかし実は、既に1位を更新する建物の新築が決定しています。
2015年、東京駅北部の常盤橋地区に三菱地所が「新ビル」を建てることが発表されました。
2027年完成予定のこのビルは、あべのハルカスをしのぐ地上390m、61階もの高さになるとされています。
完成後は新しい東京のシンボルになることは間違いないですね。

 
 

これからも日本の技術は進歩し続けます。
次から次へ新しい技術が投入された超高層建築物が建てられていくことでしょう。